春が近づいてきている。
2年間自分の軸を整えるべく閉じこもっていたので、
今年は色々な人にまた会って行こうと1月はかなり動いていたけれど、
実家に不幸があったのでまた49日間は大人しくしておこうと思った。
そして昨年10月から
手を止めてその日その日、その時その時、自分に意識を向ける。
毎日をただ自分に意識を向かわせる。
ついニュースを目にしたり、たまたま見た韓流ドラマで感情が揺さぶられたり、
何もしない事への罪悪感もただ観察する。
花の仕事をしていた時は、アレンジメントやブーケを作る時に
自我はなくそのまま植物に向かえる幸せがあった。
作品を作る時も考えすぎてしまう思考を好きなだけそうさせて
その時は手は動いていない。
結果を導き出そうと頭を使ってもそれはつまらないものが出来上がってしまうだけだ。
そういう事も過ぎていった日々。
久しぶりに素材に向かう。
そんな今日は光が足りなくて写真を撮るのを途中で辞めて
作品の素を移動した時に、ふと見てみると
まるで心音が聞こえてきそうな影を見つけた。
ゆらゆらと揺れる炎のような命のような
そんな午後。
Botanic Anthology
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