掴みかけようとしている霞

昨日、知人の個展に行ってきた。


そして今日は、その人の小冊本を見ながら、なぜこんなにボンヤリしてしまうのだろう?と、


先日行った視察で知った人間の匂いのする部分と自然の共存を感じた島のことも、

明け方の夢のようで、もうとても儚く消えてしまいそうなものも同じように思い出していた。

ここのところ捉えようとして掴みそこねているものがあるという事に一日経って気づいた。
 
若い頃、秋から冬に変わる時に、毎年感じていた切ない感じや何だか忘れ物をしているような感じや、

正体不明な感覚を私は今、捉えているのだということを。
 
きっとこんな些細なものを察知していることすら気づけずに、けれど気づこうとしていて動きが止まっていた。

観に行った個展では

葉っぱのカビの奥に小花が見える写真がとても印象に残っている。

まるで撮ってくださいといわんばかりの自然の柔順さよ。

絶対に他の人では撮れない、自然の一部である事で見えてくるもの。時間の尺度では計り知れない眼差しと自然の懐の深さ。

29日までやっています。

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植物の作品からスピリットに響くバイブレーションメディスン

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