私たちは知らず知らずの内に目にしているものに感化されています。
知らなかったものを告知されると、ひょっとして知っておいた方が良いかもなどと
よく調べずに乗ってしまいそうになることがあります。
自身のことを知る方法を見つけるために潜在意識って言葉に踊らされることもあります。
どれもきっと素晴らしいコンテンツ(=商材)なのかもと思ってしまいがち。
その中には本当に素晴らしいコンテンツもありますが、
その前にそのことを自身で考える事をゆだねてしまっていることも注意してみてほしい。
様々な情報、コンテンツ、お教室、講座。
世の中には沢山の智で溢れています。
Botanic Anthology
選ぶという前に自身の心の状態はどんな感じか?
そのことをするという事に依存していないか?その情報を鵜呑みにしすぎていないか?
何故その事を選ぶのか?
今一度、考えてほしい。
私はInstagramでお花のワークショップ情報を流したり販売をしていました。
それはSOHOLMさんの厚い厚いご協力のもと、
オーガニックフラワー、薬草、野草を広めるための一つの方法でした。
最初からそのようなものを目指していたことを知らない人々が
安くて初心者でも大丈夫と思ってワークショップに参加してくださっていました。
どちらかというと、オーガニックフラワーも野草、薬草にもちょっとだけ興味があったのかもしれません。
でもそういうものを知らないから、そういうものへの入口と考えた方もいらっしゃるかもしれません。
何故、いま、そのワークショップを受けたいのか?
いづれ先生と参加者様というよりも一緒にワークショップを作っていける同士のようなものを
私は考えていましたが、時間的にそこまでは向かえず、教えたどうりのものしか出来上がらない事へ
つまりは正解を求める教室である事へ憤りを感じていました。
作るものがどんなものかサンプルが見えないと参加者様はいなくなり、
ご参加していただくために、誰でも知っていそうなものだと参加者様は知名度で比較し、
おしゃれそうなものと知名度とコスパを比較し、
結果、誰でもいいものをご提供しているにすぎないのか?と
くたびれてしまいました。
やはりそうなってしまうのねと時間的にも一介のワークショップでは伝えきれない事よねと
自宅ワークショップも考えていましたが、
自宅ワークショップだと知名度もなく集客ができず、
時間的にそこまでもご用意できずに、構築し直す方向へ向かうことにしました。
いつも応援してくださっていたSOHOLMさんは価格をぐっとあげてもいいから、
本当に来てもらいたい方にきてもらおうと、ご提案してくださいましたが、
これは本当に今一度、考え直す時期に来ていると思い、時間をいただきました。
Botanic Anthology
私のワークショップで目指すところは精神から入る生け花に通じるのかもしれないと思います。
オーガニック、野草、薬草、その前にどうしてそれなのか?
それも私やご参加者様の『自身の視点』がありきです。
自身に立ち返った人々がいるからこそ、
それぞれの考え方、心の持ちようで個々の存在が引き立つのだなと思っています。
それには私が自身の個の存在をきちんと知ることだなと思っています。
そして様々な選択の中から消去法で考えていくと、いよいよ30年もいた花業界から引くというものになり、
誰とも競わない、マーケットに踊らされない、情報で振り回されない個でいられるための花。
そこを思い出しました。
原点でもあります。
またそこから始めて2年が経ちました。
世の中で教えられたお花で成長させてもらった後、今度は私が私を育てるお花を。
そして、その作品を見た人が一人でも自身の存在に目覚めて楽に生きられますように。
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